医療法人社団 天祐会 皮膚科形成外科グループ

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ニキビ・ニキビ跡

最近、フェイスラインにできる「大人のニキビ」でお悩みの方が急増しています。要因として不規則な食生活・遺伝・生理不順(ホルモンバランスの乱れ)・便秘・ストレス・胃腸障害・睡眠不足・精神不安定・薬剤による副作用などが挙げられます。従来のニキビ治療では、抗生剤やビタミン剤の内服、抗生剤入りクリームやローションなどを処方することが一般的でしたが、一時的な効果はあるものの、効果は比較的低く、改善されないケースが多くみられました。

現在、ニキビの治療には多くの選択肢があり、IPL(フォトフェイシャル)・ケミカルピーリング・イオン導入・トレチノイン治療などを行っています。

ニキビ専用ケミカルピーリング

ニキビ専用のピーリングは、通常グリコール酸のピーリングを数回行います。部分的に濃度の強い物をスポット的に使って毛穴にこもっている皮脂や膿を外に出すこともあります。ピーリング後にイオントフォレーシスで濃度の高く吸収のよいビタミンCを導入します。グリコール酸のピーリング数回分の効果があるといわれるサリチル酸を用いたピーリングを併用することで効果を上げています。従来のサリチル酸ピーリングは刺激感が強いのが欠点でしたが、サリチル酸をマクロゴールという基剤に溶かす最新のピーリング法で従来以上の効果をあげています。

25歳過ぎの大人のニキビを治す。

25歳すぎても残る大人のニキビは最近増加傾向にあるように感じます。若い年代のニキビがTゾーンの皮脂の分泌が盛んな部位に多いのに対して大人のニキビは顎や首など男性の髭の生える場所に認めることが多いです。また、通常の治療で治りにくいのも一つの特徴でしょう。
治療ですが、年齢的に化粧をする時間が1日の中で長く占めるので正しい化粧品の選択は大切です。化粧品のアドバイスだけですっきりと治ってしまう患者さんもいます。
ニキビにはホルモンの影響が、特にアンドロゲンと呼ばれるホルモンが大きな影響を与えます。25歳過ぎのニキビはホルモンのバランスが乱れていることが原因のことがあるので血液検査でホルモンの状態をチェックすることもあります。婦人科のドクターに協力してもらって婦人科系の検査を行うこともあります。また、総合代謝系ホルモン剤の内服が著効する事があります。
25歳過ぎのニキビの患者さんもベースに皮膚の角化異常があることがあるので適切なピーリングは有効です。

フォトダイナミックセラピー

一回の治療で数ヶ月ニキビを抑制する最新の治療です。デルタアミノレブリン酸という薬を内服して光を当てるだけの簡単なものです。皮脂腺などを、薬が光に反応して生じた活性酸素が破壊することによってニキビができにくくなるのです。デルタアミノレブリン酸は元々体内に存在する物質ですし、すぐに尿として体外にでてしまうので安全です。皮膚科の論文などで注目を集めている治療法です。最新の治療法としては、アミノレプリン酸が配合されたフォトスプレーを塗布してから光を照射する、フォトダイナミックセラピーが主流になっています。

ニキビのできやすくなってしまった皮膚を正常化するメディカルスキンケア。~レチノイン酸・グリコール酸・高濃度ビタミンC~

ニキビ治療で今、もっとも注目を集めているスキンケアとしてビタミンCがあります。ビタミンCを飲むのではなく塗って皮膚から吸収させるのです。従来純粋なビタミンCは不安定で皮膚からはあまり吸収されないと言われていました。しかし、最近になって純粋なビタミンCで安定した濃度の高いローションや皮脂からの吸収の良い誘導体が開発されました。ニキビは毛穴から分泌された皮脂が活性酸素によって変質することで炎症を生じ悪化します。
ビタミンCには強力な抗酸化作用があるのでニキビに非常に効果があります。またビタミンCにはメラニンの生成を抑えたり、真皮層のコラーゲンを増やす働きもあるのでニキビの炎症の後の色素沈着やニキビ跡のくぼみを目立たなくする働きもあります。
レチノイン酸やグリコール酸をホームケアで用いてニキビの根本の原因である角化異常を改善するのも効果があります。

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