医療法人社団 天祐会 皮膚科形成外科グループ

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Vitamin!!!

2009年01月27日(火)

相変わらず寒い日が続いておりますが、風邪などひかれてはいませんか?年末年始が過ぎ、皮膚科の保険診療では帯状疱疹や口唇ヘルペスで来院される患者様が増えているようです。いずれも疲れやストレスがたまって体が弱っているときにかかってしまう病気です。
皆様くれぐれもご自愛くださいませ。


いつでも元気にお仕事をされている伊丹Drですが、年末から時々風邪症状が出ては「高濃度ビタミン点滴」をしています。Dr曰く、「風邪のひき始めに効くんですよ」との事です。


昨年、名古屋で行われたセミナーに参加後から当院でも「高濃度ビタミン点滴療法」をご提供させて頂くようになりました。


もともとは1974年にアメリカで発表された治療ですが近年日本のDrの間でもガン治療の代替医療の選択肢の1つとして広まりつつある最先端の治療ですが、ビタミンCには美白・美肌効果がありますのでアンチエイジングの治療の1つとして普及しつつあります。


美白・美肌にはビタミンCということでビタミンCが肌に良いというのは皆さん良くご存知だと思います。


紫外線とともに老化の大きな原因となるのが、「活性酸素」です。
「活性酸素」を除去する働きを抗酸化作用といいます。
ビタミンCは代表的な抗酸化成分の1つで美白効果・コラーゲン増加は有名な作用ですが
免疫機能を増強させ白血球やマクロファージなどの働きがよくなりますので風邪にも効果がありますし、ビタミンB1を追加することにより疲れ・モチベーションupの作用もあります。


よくご質問いただくのが「何回やればよいのか?」ということなのですが、実際、体験した感想から言いますと1度の点滴ですっきりするというか体が軽くなった感じは実感できました。
ですが、美白効果というと1度の点滴ではなかなか実感にはいたらないと思います。
ビタミンCは大量に摂取しても体内に貯めて置くことの出来ない成分ゆえかと思います。
定期的に複数回の治療が望ましいでしょう。


40~50分で点滴を行うのですが施術でコース中の患者様はライムライトやピーリングなど
施術を受けながら点滴を受けたりと時間を有効に使われているようです。


アンチエイジングはもちろん、「ちょっと疲れがとれないな・・」という方も機会がございましたら是非1度受けられてみてはいかがでしょうか?





 
※透析中の方・腎機能の悪い方・栄養状態の極端に悪い方は、高濃度ビタミン療法が受けられません。
詳細についてはDrにご質問ください。