医療法人社団 天祐会 皮膚科形成外科グループ

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日焼け止めでビタミンDが欠乏?

2017年08月05日(土)

先日、新聞記事に気になるニュースを見つけました。

『20代の女性が週3回以上日焼け止めを使った場合、血中のビタミンD濃度が常に「欠乏状態」になっていたことが、大阪樟蔭女子大などの研究チームの調査でわかった』

ビタミンDは骨の形成に関係する大切な栄養素の1つで、不足すると骨粗しょう症や骨軟化症の原因にもなります。ビタミンDは鮭や干しシイタケなど食物から補給することも可能ですが、毎日大量のお魚とシイタケを食べるのはあまり現実的ではありません。

ビタミンDは紫外線により皮膚で合成されるので、適度な日光浴はビタミンD補給に有効といえます。ですが、紫外線によるお肌への悪影響(光老化)を考えると紫外線対策=日焼け止めは必須です。

ビタミンDは増やしたい・・でも日焼け(光老化)は避けたい・・

一体どうしたら良いのでしょう?

答えはとても簡単で、日焼け止めなどで紫外線対策をしつつ、ビタミンDは

食べ物やサプリメントから補えば良いのです。

【ビタミンDを多く含む食べ物】

イワシ、サンマ、サバ、塩サケ、カツオ、カワハギ、シラス、ウナギ、
干しシイタケきくらげ、マイタケ、卵黄など

普段の食事で補うのが難しい方は当院でも取り扱いのあるエンビロンのドクターズサプリ【ビタミンA+D】がおすすめです。
1粒でビタミンDが10μg(400IU)含まれており、成人の1日のビタミンD推奨量5.5μgを十分補うことが出来ます。


エンビロンのこのサプリメントには健康を保つ為に不可欠なビタミンAも十分な量が含まれています。
日焼け止めクリームを多く使うこの時期は特にビタミンDを補い、ビタミンD欠乏を予防しましょう。
理事長 伊丹 彰