医療法人社団 天祐会 皮膚科形成外科グループ

Doctor's Blog

ボトックスビスタ学術講演会

2013年6月10日(月)

5/26 日曜日 アラガンジャパン主催の学術講演会 「ボトックスビスタで始める美容医療」 に座長として参加してきました。演者の山口麻子先生の講演のあと山口先生、北里研究所病院美容医学センター長の佐藤先生からのHands on workshopがあり、大盛況でした。

ボトックスによる治療は、開院前ですから15年近く前から行っており日本国内ではかなり早くから取り組んできた方だと思います。香港でアメリカ人の医師が行うワークショップにタカナシクリニックの高梨院長と一緒に参加したこともあります。ボトックス治療に関してはある程度、自分の中で完成形が出来上がっていると思っていたのですが、ボトックスビスタが本邦において眉間の皺治療薬として製造販売の認可が下りたこともあり、アラガン社が推奨するボトックスビスタの治療法がどのようなものか知っておくのも有益だろうとアラガン社スタッフの協力も得て勉強してきました。 そんな経緯もあっての今回の座長としての参加ですが、今回も得るものがいろいろありました。

従来のボトックス治療は、ある程度周囲に拡散することを想定しての注入法ですが、ボトックスビスタの効かせたい筋肉にピンポイントで注入する方法は特に眉間に有効であることを再確認できました。医学は絶えず進歩するものなので自分自身を閉じてしまわずに、貪欲に新しいことを学ぶことの重要さを感じる今日この頃です。